「戦下のレシピ」に載っていた「興亜パン」。戦争中、節米運動の一環で奨励されていたものです。これは「毎月1日の興亜奉公日に食べるパン」という意味で、戦場の苦労を偲んで米を食べず質素に暮らす日なのだそうです。「メリケン粉に大豆粉や海藻粉、魚粉 に野菜を混ぜた蒸しパンです。」とあるのですが、大豆粉と海藻粉がなかったので代わりにコーンミール、砂糖は貴重品だったのでレシピの1/4に減らして作りました。ポイントは魚粉ですが、当時はこれが臭くて食べれたものではなかったらしい。肥料売場に行けば手に入りますが、勇気がなくて入れられませんでした…。このパンは栄養価のみ考えて作られたレシピなので、素材の相性とか二の次なのです。本の中では「かなり面妖な蒸しパンである。人間用の配合飼料という印象」とコメントされています。 魚粉を使わなかったせいか、思いのほか美味しかったので朝から3つも食べてしまいました…戦下レシピ体験は、今後も細々と行いますので、忘れた頃に登場するかもしれません。
